<<拡散希望:日本の皆さん、在日香港人、日本語を知っている香港人と日本人のチームが以下の質問と答え(原文:梁啟智さんの香港問題答客問)を翻訳して、今香港何が起こっているのを説明します。これは私たちによる香港への応援です。>>
質問1:今香港で何が起こっていますか。
答え:香港人は公正かつオープンな普通選挙の提案のため、平和な方法で戦っています。基本法に、或いは香港ミニ憲法に、香港の最高リーダー「チーフ・エグゼクティブ」は遂に普通選挙によって選出されることを規定しています。
2007年、全国人民代表大会常務委員会(以下「人大常委」という)は香港が2017年に普通選挙を実施できることを決めていました。今の香港人はこの二つの約束に基づいて、普通選挙の実施に対して強い願いを表しています。
今の香港チーフ・エグゼクティブは1200人からなる選挙委員会によって選出されます。候補者はその1200人のうちの過半数の601票を得られたら、香港チーフ・エグゼクティブになれるのです。
しかし、この選挙制度は香港人の意志を全く反映していません。多くの香港人は今の選挙制度では香港人の意志を表せないと思っているので、選挙制度の変更を求めています。それにも拘わらず、今年の八月に人大常委は今までの選挙委員会を指名委員会に変換して、普通選挙の参加者が指名委員会の1200人の過半数の支持を得ないと、候補者になれないことを決めてしまいました。この決断は1200人の制度を取り除かずに、逆に、この1200人の権力を強めることになります。香港人の意志は無視されたのです。
質問2:理解できません。この1200人の委員会って、何ですか?
答え:この1200人の指名委員会は実は今の選挙委員会と同じものです。委員会の意見や選択や決定が香港人の意志を反映できないということが現在の憲法改革論争の中心問題です。今の選挙委員会は主に業界で分けられています。
例えは、飲食、観光などです。しかし、もしあなたが従業員として、それぞれの業界で働いていたら、残念ながら、選挙委員会のメンバーは会社のオーナーしかなることはできません。ペーパーカンパニーの設立で、投票談合は簡単です。そして、香港民衆の意志より企業の持ち主の意志が選挙の結果に大きい影響を与えます。
また、今の委員会の構成は不合理です。一つの例を挙げると、教育界は委員会で30席持ち、81831人の中小学校の教師を代表していますが、4000人の漁・農業界は委員会で60席持っています。教育界の人数は漁・農業界の20倍以上なのに、漁・農業の委員人数は教育界の2倍なのです。更に、漁・農業界の中で、政府に認可された158人だけがその60人の委員を選ぶ権利を持っています。ですから、実際に選挙委員会のメンバーになる人は政府に認可された人ばかりです。
今の香港では350万人が選挙権を持っていて、選民が立法機関と地方議会の代表を選べます。でも、実際には24万人しか選挙委員会の代表を選べません。言い換えれば、300万人以上は選挙委員会の選挙に参加できません。結論を言うと、今の人大常委が提出している指名委員会でも、今の選挙委員会でも、両方とも香港人の意志を無視している制度なのです。
質問3:香港は資本主義体制を維持していますので、選挙制度はビジネス界に偏っているのは当然です。
答え:選挙制度がビジネス界に偏っているのは資本主義の発展には不利です。資本主義社会では貧富の差や社会的不平等が生まれ、またその貧富の格差が拡大すると、政府の干渉が必要になります。香港の過去十年以上の貧富の格差は既に大きくなっているので、社会の不安定を引き起こしています。ビジネス界に偏っている政治体制による視野の狭い政策が制定され、不安定な社会になると、ビジネス環境が不利になります。資本主義が成立するためもうひとつの条件は市場における自由競争環境の確保です。民主制度は汚職や賄賂を防ぐことができるので、ビジネス界に偏っていることがますます個別の利益団体に寄る一方で、自由競争環境に悪影響を与えます。世界中の資本主義体制を維持している国を見ると、政治体制と経済制度における相違はあるけれど、公平な民主制度は必要です。香港は既に縁故資本主義インデックスの1位を獲得しています。こんな政治制度はただの少数の人が利益を得るもので、他の人には不利だらけです。
質問4:香港人が求めるものは考える必要はありません。
答え:中国側の国情に合わせるべきです。香港は欧米の民主主義システムをそのまま採用することはできません。
答え:中国政府は香港の政治発展が国際標準に従うことを承諾しました。「基本法」では「市民的および政治的権利に関する国際規約」は香港で適用されることを定めています。その自由権規約には、市民が政府の統治に参加するとき、不合理な規制はあるべきではないとあります。国連人権委員会による市民の選挙への参加する権利に関する解説では、公民の参政権は不当または差別的なことが理由で剥奪されてはいけないと説明されています。例えば、立候補者の政治背景や個人的な政見などは、選挙に参加することを剥奪される理由にはならないのです。
現在の香港の状況としては、真の普通選挙が行わなければ、政府の運営も難しくなるでしょう。香港人が直接選挙を追求しているのは、香港の様々な政治と社会問題を解決するためなのです(詳しくは質問6問で説明)。事実、誰もアメリカとイギリスの選挙制度を香港でそのまま採用することは望んでいません。皆が要求しているのは、市民が選挙の中で本当の選択があることを確保することなのです。この点をどのように選挙制度で実行に移せるのかというオープンディスカッションもあり、様々な方案が出されています。1944年2月2日の『新華日報』の社論は「真の普通選挙とは、市民の投票権だけではなく、選挙に参加する権利も同時に公平に保障されなければならない」と論じています。凄まじく発展している中国は、政治改革が行われている中で、この点に関してより高い認識を持つべきなのです。
質問5:民主の道は一歩ずつ進めていくべきです。候補の過程で問題があるとしても、最終的には投票できる人数は、1200人から350万人になり、それは大きく前進しているのではないですか。
答え:もし選挙制度が現時点の改革提案で進めば、民主推進は前に進むのではなく、むしろ逆戻りします。香港には5回の行政長官の選挙(4回の行政長官選挙と1
回の後任補選)がありましたが、毎回、商工業や教育、政界などの団体ごとに割り当てられた選挙委員会による間接選挙でした。しかし、最終的な選挙の立候補になるには、選挙委員の八分の一の委員推薦があればなれました。以前にも2回、異なる政見の立候補が並び、正式な立候補者として、テレビの生中継の選挙論壇で対立弁論しました。それは選挙委員会はすべて既得権益によって動いているから(詳細は問題2参考)、元の八分の一から二分の一の推薦(例えば業界団体などから選出された
1200人の「提名委員会」が2〜3人の候補者を選出)で「正式な立候補者」になれるのです。そんな基準で選出された「正式な立候補」は、もはや本当の「選択」ではなく、350万の選民が参加する「選挙」も、本当の選挙ではなくなります。皆は、この選挙という舞台で盛大な芝居をしているようなものです。内定された立候補者も操り人形になるだけです。したがって、多くの香港人は“間違った方へ進むのなら、現状のままがよい”と考えるのです。
質問6:議論し続けることが香港の発展につながりますか。
答え:確かに現在起こっている論議は妨害行為に見えるかもしれません。では、どうすれば解決できるのでしょうか。
利益のため、社会で争いが起こるのは当たり前のことでしょう。我々は非難しているわけではありません。皆が納得する制度を作り、政策は議論したうえで最終的に決定されるようにするべきです。だからこそ本当の普通選挙が必要であると考えるのです。普通選挙で選ばれた候補者だからこそ、人々から与えられた権限で政策を実行することができるのです。落選者は納得できないならリベンジすることもできます。そうすれば、終わりのない論争がなくなります。現在の政治の混乱を導く原因はあくまで真の普通選挙を実施していないことなのです。我々は終わりなき論争をしたいのではなく、普通選挙を求めるべく戦っているのです。
歪められた選挙制度と立法機関のせいで、指名委員会は親中派が大多数を占め、事実上、民主派が立候補できない状態になっています。この状態が政治才能がある人を徐々に少なくしています。しかも、たとえ政策が失敗しても、親中派は責任を負わなくでも構いません。一方で、民主派から提出する政策は実行されません。才能がある人は民主派に参加する気力が無くなるし、また親中派もこのような人を入れようとはしません。このままでは、香港は政治レベルが低下していきます。この混乱を解決するために、真の普通選挙は実現されるべきです。
質問7:香港は中国の一部だから、香港は決定権を持っていないのではないですか。
答え:中国政府は香港人が決定権を持っているということを約束しました。基本法では選挙法の変更には政府は人大常委に知らせるだけで十分で、人大常委の許可は要らないということが書いてあります。1993年当時国務院の香港マカオ事務弁公室のディレクターであった魯平(ルーピン)は、中国政府は香港の民主発展に干渉せず、それは香港の内政であり、立法機関の選挙方法の変更にも中国政府の許可は必要のないと公的な立場で発言しました。
行政長官選挙について、様々な政党や学者が四つの提案を提出しました。これらは基本法の必要条件に合っていて、
正に民衆の普通選挙権利を確保できるものです。しかし、全ての提案は人大常委の「指名委員会」の提案に潰されました。中国政府の勝手な決定は、香港が社会不安に陥っている原因です。
質問8:国家安全の問題はどうでしょうか。多くの外国人が香港を介して、中国に入り、秩序を乱すことを考えているようです。候補者になるための制限がなかったら、危険ではないのでしょうか。
答え:普通選挙と国家安全、この二つは矛盾していません。中央政府は最後の決定権を持つということは多くの香港人が納得しています。基本法によって、候補者
は当選したら、中央政府の任命をもらうために、中央政府の指示を仰ぐことになっています。それは、中央政府が候補者を任命しない可能性もあることも意味し
ます。この点については、前に行われた政府の会議で反対意見はあまりありませんでした。もし、ある外国のスパイが候補者になったら、中央政府がスパイの情報を公開し、任命しないようにします。根拠があれば、速やかに行動します。しかし、指名委員会の委員は国際関係の専門家ではないので、外国のスパイを排除する能力はないでしょう。指名委員会に出る前に、国際関係の予備試験を受けてもらわなければ、国家安全は守れないでしょう。
質問9:もし中央に反発する行政長官が選ばれたら、どうなりますか。
答え:ならば制度を信じるしかありません。アメリカ大統領はアメリカの投票者から、ニューヨーク市長はニューヨークの投票者から選ばれます。二人は同じ政党
ではなく、ニューヨーク市長は時々アメリカ大統領に賛成しないが、それによってニューヨークの発展が妨げられることはありません。かつてイギリス保守党は国会を制し、労働党はロンドン市議会を制し、議長は毎日市議会でプラカードを掲げ、ウェストミンスター寺院国会を批判していました。華人圏内でも、中華民国の大統領の政治観念が台北市長と同じとは限りません。しかし、それは問題になりません。もし私たちが香港市民と中央政府を信じることができれば、こんな心配はいらないのではないでしょうか。
質問10:なぜ香港人は高度の自由を持っているのに、満足できないのですか?
答え:自由、民主と法治は互いに補い合うものです。もし政府が公平的な選挙で選出されなかったら、国民の自由を保つ意志がないと考えられます。民主的ではな
い制度の上で制定した法律は不正義になるので、例え司法機関が公平であっても、司法的な判決は不正義だということになります。その判決は制定された法律に
基づくからです。ここ10年間、香港人は、民主的なルールがない状態で、自由と法治が守られずに損なわれているという気がしています。香港のライフスタイルは
50年間変わらないと中英共同声明に明記されています。しかし、民主的な制度
がないので、誰が明記したことを実行し、監視するのでしょうか。
誰もそれを保証できないのです。
質問11:民主主義を求めるのに、どうして暴力手段を使わなければならないのですか。
答え:暴力的な行為を行使する団体は一つもありません。我々はデモ集会方式で政府側へ要求しているだけです。
抗議者は、攻擊の武器は全く持たずに、ただ公の場にいるだけで、暴力を行使する警察官に強制的に追い出されました。「警察官にデモ活動を制止されても、何の抵抗もするつもりもありません。」とデモを呼び掛けた主催者は繰り返し強調しています。実際に、警察官と抗議者らが衝突した際、彼らは両手を上げ、武器を持ってないと示しました。
今回のデモ集会の以前にも、香港市民は平和的な手段で自らの意見を示したこともありました。例えば、政府側が香港市民に政治改革について意見を問い、124,700
件の意見聴取したにもかかわらず、その中の香港市民の意見が政府に曲解され、中央政府に反映されませんでした。今回のデモは、その時の不満が引き起こしたものです。
質問12:学生が香港政府庁舎に押し入りましたね。
答え:学生は香港政府庁舎に押し入ったのではなくて、実際は学生が柵を乗り越えて、政府庁舎の広場で座り込んだだけです。この広場はもともと都市計画によっ
て作られた公共的な場であります。柵は最近設置されましたが、広場が公共的な場であるという事実は変わっていません。昔から、市民はずっとこの広場使って
集会しています。今回の衝突のきっかけは、市民が政府庁舎の外から広場に入り込んで抗議集会を行うことを警察に禁止されたことです。学生が政府庁舎に押し入ったのではないのです。
質問13:こんな抗争は政治家たちが得票を得るためのただのショーでしょう。学生たちに悪い影響を与えています。
答え:今回の抗争は完全に学生たちがリードし、政治家たちがそのペースに追いついていないと批判されていて、学生達が政治家に唆されているとも言われていますが、実際は逆です。デモは過激な行為に見えるかもしれませんが、実は合理的な行為です。今の香港では、たとえ多数の得票を得ても少数の議席しか獲得できません。それでは執政できないのです。不正常な議会政治は不公平な政治体制から始まります。過去数年間、多数の行政長官と問責制の高官の多くのスキャンダル、官民癒着が暴露されましたが、それを立件するのは非常に困難な状態です。大いなる力には、大いなる責任が伴います。しかし、香港の官界はこれに背馳し、次の世代にものすごく悪い手本を示してしまっています。
質問14:今回の抗議活動はきっと外国人の指示によって行われているものでしょう。
答え:外国勢力が香港の選挙へ影響を与えることを心配するのなら、選挙委員会の1200人の中で、何人が外国のパスポートを持っているのかを調べたほうがま
しです。政府が外国のパスポートを持っている委員を委員会から除名しない限り、この主張に関して話し合う意味はありません。
質問15:これは香港人の中国人に対する不満を表した単なる抗議活動に過ぎないでしょう。
答え:結果だけ見れば、そう見えるでしょうが、それが原因ではありません。実は、香港人は本当の普通選挙を拒否され、不満を訴える道は残されず、中国への反
感を深めています。香港人は民族的アイデンティティについて多面性を持ち、自分たちを中国人と区別する時もあり、愛国の情熱を見せる時もあります。香港と
いう場所は、共産党を恐れる多くの中国人が1949年から香港へ逃げ続け、築
いてきた場所なのです。彼らはそうした行動のおかげで、大きな政治変動を何度
も避けることができ、それで中国とのつながりがある同時に、不信感も抱えています。90年代に何十万人の香港人が海外移住を決めた一方、1991年に中国
で起こった華東水災に対する寄付金がわずか10日の間に4.7億香港ドルにのぼったことがありました。香港人の民族的アイデンティティのどの部分が表されているの
かは、社会環境によります。香港で本当の普通選挙があれば、現在深刻化している中国と香港との対立は緩和されるだろうと考えられます。
質問16:イギリスの植民地時代に、長官も一度も選挙によって選ばれたことがないのに、どうしてその時は民主選挙を求めず、いまさら行政長官の普通選挙をそんなに強く求めているのですか。
答え:この質問はよく聞かれますが、実は非常に誤った質問です。まず、植民地時代にもイギリス植民政府に対する抗議活動が相次いで行われました。例えば
1988年の直選活動です。次に、イギリス植民政府はもともと香港でより民主化の管理制度を進めるつもりでしたが、中国政府の反対によって遂行しませんでした。
1956年、イギリス政府は周恩来に香港人による自治を許可しないでほしいと言われました。中国政府の早めの香港返還を求める言い訳を与えないため、イギ
リス政府は政治改革を進めませんでした。90年代に、長官の彭定康は香港の民主化への歩みを速めようとしていましたが、中国側から「千古罪人」(千年の罪人
)と厳しい批判を浴びました。ですから、もしイギリスが1997年以前に香港人に与えた民主が不十分だったと思うなら、香港ではなくて、中国政府に不満を言
うべきなのです。しかし、イギリス統治時代のやり方と中国の政治改革とを比べ、それらを合理化するのは違うような気がします。いずれにしても、香港は中国の植民地ではなかったのが事実です。
質問17:中国全国人民代表大会常務委員会がすでに全てを決めている以上、いったい何を騒いでいるのですか。
答え:この委員会が提出したのはただの香港の普通選挙の方針に過ぎません。具体的な法案が成立された後、立法会の3分の2の委員の合意を得、行政長官の許可
を受け、そして中国全国人民代表大会常務委員会に渡し、確認されます。またはそこで候補方案になります。つまり、今提出されたのは決定案ではなく、まだ否
決する可能性が残っているのです。
原文:梁啟智さんの香港問題答客問 (http://on.fb.me/1rDcs7D)
海の安全情報 十管区 在 DJ Aiine ‧ あいね Facebook 的最讚貼文
今年在台北電影節看的其中一部電影「おたがやか」(若無其事的寧靜)就是講述關於311。
這部電影是從一位媽媽的角度出發,她的孩子還在上幼稚園,可是當她替她孩子戴上口罩的時候,其他的家長們竟然覺得她們這家人有問題在引起恐慌!但事實上…大家嘴裡不說心裡很明白輻射已經影響了他們居住的地方。
就真的和文章中來自福島的這位媽媽說的一樣:「漸漸感到,在日本好像已經不能談論核電、輻射、被曝的問題,而且那種氣氛愈來愈強了;這是非常可怕的事。」
關於這一點演這部電影的主角杉野希妃也在座談會上說到類似的話。
不管經濟發展多麼重要,我們都必須先思考「生命」和「未來」的重要性。
生命無價也無可替代。
※電影相關聯結
http://www.taipeiff.org.tw/Program_s.aspx…
朋友, 請你一起來聆聽這一對311福島核災後避難來到台灣的日本福島縣母女 Masako 和 Mayuko 的肺腑之言。
♥ 媽媽 Masako (2011年日本311福島核災發生後, 放棄了在福島縣多年來辛辛苦苦所建立起來的一切, 毅然帶著一女一子離鄉背井來到台灣避難, 重新開始的日本媽媽):
" 我家位於福島縣郡山市,距離福島第一核電廠六十公里。核災發生後,政府劃定的強制避難範圍是三十公里。對於政府來說,六十公里的距離並沒有避難的必要。但是,難道距離核電廠三十公里的地方有一堵巨大的牆壁嗎?難道放射線不會洩漏到三十公里之外的地方嗎?其實,在核災發生後,我家附近就測到令人驚訝的高輻射量。而根據今年8月21日的新聞報導,最近又發現43位福島兒童疑似罹患惡性甲狀腺癌,而這些孩子,多半就是住在距離福島核電廠六十公里以外的地方。
震災發生後,我立刻帶著兩個孩子避難。雖然我的家庭與工作都在這裡,但這地方已經不能待下去了,無論如何我也必須要保住孩子的生命。我沒有從國家或是其他地方得到任何補償。福島四座反應爐爆炸後,安全更是痴人說夢。日本政府和東京電力公司為了讓意外看起來不嚴重,反覆說謊、隱瞞事實,電視新聞和報紙也配合隱瞞真相。
雖然台灣人都稱讚日本人災後反應冷靜、秩序良好,但那只是因為可怕的真相並沒有被報導出來,以致於很多人被瞞在鼓裡,根本不知道實際的情況。事實上,每天有超過三百噸的高濃度輻射廢水流進太平洋。同時,為了除去放射線的汙染,日本政府花費數億元進行挖土和除草的工程、可是這只能讓一地的輻射值暫時下降而已,因為這些廢土搬運到另一個地方之後,那個地方的輻射值就會因此上升了。也就是說,根本沒有處置這些汙染物的地方。有人說,除去輻射汙染的作業,簡直就像是拿著竹棒對付戰鬥機一樣。
核災之後,那些我們看不到也不能接近的核燃料,就這樣每日每夜往空氣、土地、大海、河流散播輻射。而因此遭到汙染的日本食品,就這樣在全世界流通著。
到底哪裡有終止呢?哪有什麼會終止呢?
日本的政治人物與學者說,日本的核災並沒有造成任何人死亡。這是非常離譜的錯誤,因為那只是因為他們否認了相互之間的因果關係。事實上,已經有很多人因核災而死亡。在這場事故當中,並不是沒有人死亡,而是沒有人被逮捕。雖然釀成這麼大的災難,可是在東電和政府官員中,竟然沒有任何一個人遭到逮捕!
事發至今兩年五個月,愈來愈多孩子被發現甲狀腺異常,我也從朋友那裡聽到很多人有貧血、流鼻血等健康惡化的狀況,甚至還有一些朋友因為心肌梗塞而死亡。然而,卻有愈來愈多人的危機感逐漸痲痹,愈來愈冷漠,彷彿一切事不關己。
我常常被問到「為何要來台灣避難?」因為我害怕。我當然怕輻射,但我更怕踐踏人命的日本政府,也怕冷漠的日本人,以及讓我們愈來愈冷漠的媒體。最近我漸漸感到,在日本好像已經不能談論核電、輻射、被曝的問題,而且那種氣氛愈來愈強了;這是非常可怕的事。我們不能說可怕的東西可怕,這簡直就像在戰爭的時候一樣。核電廠只要出一次事就無法回頭,這根本是人類無法處理的東西,而且這種痛苦會永遠存在,這也就是為什麼我們一定要終結它們。
為了要守護孩子的生命,守護我們身邊重要的人的生命,我們應該要讓更多人知道核電的危險性,不能再沈默下去了!意外一旦發生,我們會失去工作、也會有家歸不得。但是最重要的問題仍然是,我們會失去生命。我們必須要知道,輻射帶來的痛苦是永遠都不會結束的。
為了捍衛生命,我會這樣持續地告訴所有人,核電是危險的!我們不需要核電廠!
我們都是地球人,一起為了守護生命而發聲吧!“ ♥
♥ 女兒 Mayuko (現在就讀台灣中部某大學二年級):
“ 核災發生後,至今已經兩年半了。心情很複雜,不知該說竟然已經過了兩年半,還是說竟然才過了兩年半。現在我住在台灣,如果沒有福島核災的話,也許我就不會在這裡了。但這種事情是誰也不曉得的,而且在台灣的生活很有趣也很舒服自在。但另一方面,每當我從電視或網路得知日本的狀況,就會被拉回到現實當中,令人忍不住嘆息。我想讓大家知道,福島核災還沒有結束,幅射汙染所帶來的痛苦也永遠不會消失。
在日本,很多人說,被曝和避難等,都只是每個人的選擇的問題。不過,為什麼我們非得要面對這些既看不見也聞不到的東西來做出選擇呢?我認為這是非常殘酷也非常不合理的事。也因為這是那麼的殘酷和不合理,才會有人選擇思考它,也有人選擇不去思考它吧。
我認為,「反核」就是對威脅我們生命的東西進行的戰鬥。所以我們必須要跨越政治、思想、意識型態的籓籬,將行動付諸實踐。
對我來說,「生命」和「未來」才是最重要的,也是我們最應該去守護的。每個人都應該站在身為一個人類的立場去思考,到底我們應該做什麼,應該守護什麼。不管大人們有什麼樣的理由,不管經濟發展多麼重要,我們都必須先思考「生命」和「未來」的重要性。生命是無可替代的。輻射也沒有國境。地球只有一個,讓我們跨越國籍,一起為反核廢核來努力。” ♥
PS. ♥ 媽媽 Masako 手寫日文原始內容:
“私は福島県の郡山市に家がありました。郡山市は福島第一原発がある場所から60キロの距離にあります。
原発が爆発したあと、政府が出した避難区域は30キロです。
60キロは避難しなくてもよいと政府は判断しています。
しかし、30キロの場所に大きな壁がありますか?放射能がそこから入ってこないわけがありません
実際に、事故後に計測した私の家のまわりの放射線量は驚くような高さでした。
そして、21日付けの報道で福島県の、こどもたちに新たに43人悪性の甲状腺がんの疑いの子どもがみつかりました。しかもその子どもたちの多くは、原発から60キロ離れた場所に住んでいるこどもたちです。
震災後、私はこども二人をつれてすぐに避難しました。
家も仕事も、この場所では無理だととにかくこどもの命を守りたい。
国からもどこからもなんの補償もありません。
しかし、4つの原発が爆発したのです。安全なわけがありません。
日本政府や東京電力はとにかく、事故を小さくみせるために嘘と隠蔽を繰り返しています。
テレビや新聞も隠蔽と情報操作をしました。
台灣の人は、日本人は冷静に行動している、素晴らしいとほめてくれましたが、実際は都合の悪いことは報道していないだけですし、隠蔽されていたのでわからない人も多かったのです。
もう日本の原発事故は終ったことにしたい、悪い人たちが嘘をつき 世界に向けて報道します
毎日毎日、太平洋に300トン以上の 高濃度の放射性汚染水があふれ流れています。
除染というものに何億もお金を使い土を削ったり木や草を刈ったり、コンクリートを削ったりしていますが放射線量が下がるのは一時的なもので、汚染された土を運んだ場所が今度は高い放射線量になっています。捨てる場所もないのです。ある人は、除染を、まるで竹槍で戦闘機にむかって行っているようだと言いました。
爆発後、どこにどうなっているのか見ることも近づくこともできない核燃料から、毎日、放射能が空に大地に、川に海にと出ています。汚染された食品が日本中、世界中に広がっています
どこが、終ったのでしょうか?
なにが終わったのでしょうか?
日本の原発事故での死亡者はいない、0だという政治家や学者がいます。
とんでもない間違いです。すべて因果関係が認められないという認定をしているだけで
沢山の人が亡くなっています。
原発事故でいないのは、死亡者ではなく 逮捕者です。
こんな大きな重大な事故を起こしたのに東京電力も、政府の人間も誰一人逮捕されていません。
爆発から2年5ヶ月が経ち、甲状腺がんのこどもが次々みつかり、貧血や鼻血などの健康状況が悪いという報告も友人から聞きます。心筋梗塞で知人が何人か亡くなりました。
しかし人々はどんどん危機感が麻痺し無関心な人が増えています。
なぜ、あなたは台灣にまで避難したのかと聞かれることが多いのですが、私は恐いのです
放射能ももちろん恐いけれど、命を守ろうとしない日本の政府が恐い。日本の無関心な人が恐い。
無関心にさせようというメディアの雰囲気が恐いのです。
原発、放射能、被曝、その話をすることがどんどん出来なくなっていっている日本の雰囲気が
恐ろしいと感じています。こわいものをこわいと言えないのです。まるで戦争中のようです。
原発は1度事故を起こすと取り返しがつきません。人間の手にはどうしようもないものです。
この苦しみは永遠に続くのです。 だからこそなくさないといけない。
大切なこどもや大切な人の命を守るために 一人ひとりが危険性を知り 命を守ろうと声をあげなければならないと思っています。
事故が起きると、家に帰れなくなる、仕事もなくなる、もちろんそうです。
しかし1番の問題は、命に関わる。命をなくす ということです。
そして放射能の汚染と苦しみは永遠に終らないという事を知って下さい。
命を守るために 私は核電は危ない、核電は要らない。と言葉にして発信し続けます。
私達は、地球人です。一緒に命を守るために声をあげましょう。” ♥
♥ 女兒 Mayuko 手寫日文原始內容:
“原発事故から二年五ヶ月が経った。もう二年半なのか、まだ二年半なのか、複雑な気持ちである。今、私は台湾にいる。もし、原発事故がなければ私は違う場所にいたかもしれない。しかし、そんなことはだれも分からないし、台湾での暮らしはなかなか面白くて何より住み心地がいい。その反面、日本の状況をインターネットやテレビで目にするとやっぱり現実にぐぐっと引き戻され、ため息をついてしまう。福島の事故は終わっていないし、放射能汚染と事故のもたらした苦しみは永遠に消えることはないとみなさんに知って欲しい。
今、日本では、被ばくの問題や避難について、人それぞれの生き方や選択の問題だからと言われることがあります。しかし、目にも見えない匂いもしないどうなるかよく分らないものに対して判断を迫る事自体、残酷でおかしいことだと思います。だから、考える人とそうでない人がうまれてしまうのでしょう。
「反核」…これは命を脅かすものに対しての闘いであり、政治や思想、主義・主張などの壁を越えて、考え一緒に行動することが必要ではないでしょうか。
私は、一番守るべきものは、命そして未来だと思います。一人ひとりが一人の人間として純粋に何をするべきか、何を守るべきか考えるべきです。大人の様々な事情や経済の発展よりも、命や未来を大切に考えて欲しいです。命のスペアはありません。放射能には県境もなければ国境もありません。地球は一つしかないのです。国を越えて一緒に反核廃核を頑張りましょう!” ♥