群馬県太田市出身のプロサッカー選手鈴木武蔵選手が自身の半生を描いた自叙伝を出版し、太田市内の小中学校に寄贈しました。
鈴木武蔵選手が出版した自叙伝「ムサシと武蔵」幼少期に体験したいじめや差別を乗り越え、サッカーの日本代表にまで上り詰めた半生が描かれています。
寄贈されたのは４７冊で、２５日は、鈴木選手の母・真理子さんが太田市役所を訪れ、清水市長に本を手渡しました。
鈴木選手は、サッカーのＪリーグ北海道コンサドーレ札幌に在籍していた昨シーズン、ＮＰＯ法人を立ち上げ、ひとり親家庭や児童養護施設の子供たちを招待したサッカー教室などを実施しています。自叙伝の出版は、ＮＰＯの活動の一環で実現したものです。
真理子さんは、「自分の殻に閉じこもっていた息子の本心を本を通じて初めて知った」「一人でも多くの子供たちに読んでもらえたら」と話していました。
鈴木選手の「ムサシと武蔵」は太田市内の公立小中学校などに配られます。
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